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前年比増減(%

41.5

2.8

フルタイム従業員比率に基づいて算出

RWEテムズの戦略は、その雇用に次の2つの面から影響してきたし、今後も影響するだろう。

1)リスクが少ないからか、または競争入札に勝てないからかは別にして、途上国の契約でコンセッションよりもBOT方式を重視する方針をとっているため、採用する労働者数は少なくなる可能性が高い。BOTは資本集約型で、労働者数は少なくて済むからだ。たとえば下水処理プラントなどのBOTは小人数で対応できるが、水道網の保守管理、使用量計測、請求業務なども事業に含まれるコンセッションの場合は、労働集約型になる。

2)今後の重要な市場として全多国籍水道企業が狙っている米国への進出も、雇用に影響する。20031月に完了したアメリカン・ウォーターワークスの買収の結果、その前のイータウンなどの買収による分も含め、RWEテムズの従業員総数は4割増えた。米国は安定市場とみられているため、雇用者数の多いコンセッション方式が選択される可能性がある。ただ、米国市場にも上述したような問題があり、事業拡張にブレーキがかかる可能性はある。

ⅰ. 雇用に関するニュース

1995年、テムズとビベンディの合弁企業であるユナイテッド・ウォーターが、オーストラリアのアデレードで15年間のコンセッション契約を獲得した。民営化によりSAウォーター(サウスオーストラリア州の水道網を所有する国有会社)は48%の人員削減にふみきり、従業員数は2,707人から1,390人に減った。このうち400人がユナイテッド・ウォーターに移ったので、従業員総数は1,790人となり、人員削減率は33%なった。外部の専門家は、こうした人員、専門知識、保守業務の削減が、19973カ月にわたる下水からの悪臭発生事件につながったと主張する。原因究明の結果、下水処理プラントの保守が十分でなかったことが明らかになったからだ。

200210月、テムズはチリの2つの子会社、ESSELESSBIOを統合して単一の合弁企業にすると発表した。ただし販売部門は別々のままになる。ESSELESSBIOは、それぞれ第Ⅷ地域と第Ⅵ地域を対象に業務を行っているが、両地域の中間にある第Ⅶ地域もテムズの子会社であるANSMがコンセッション契約を確保している。今回の統合で解雇が行われるかもしれない。

合弁企業のベルリンワッサーについて、2003年までに内部コストを34%削減する一方で、6,500人の労働者の人員削減を行わないという契約条件を守るため、RWEテムズは以前に外部委託した業務を自社処理に再転換したいと考えている。これが不可能な場合、早期退職干渉というコストのかかる方法をとらざるをえなくなる。

ⅱ. RWEテムズの従業員の内訳(2002年末時点)

- 略 -

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