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はほとんど関心を示さなかった。1995年の声明での約束に反し、ユナイテッド・ウォーターはオーストラリア人中心の会社にはならなかった。競争入札で契約を獲得した後、同社のキーナード会長は議会の委員会に対し、同社の株式を公開してオーストラリア人のものにするという約束には誇張した面があったと証言した。

バララトとマフラ

テムズは、セントラル・ハイランド地区水道局と25年間の契約を結び、バララトと周辺都市の12万人を対象に浄水と給水を行っている。マフラでも、10年間の下水処理契約を1,100万ドルで結んでいる。

Ⅵ.ⅵ マレーシア

19995月:テムズがクランタン・ウォーターから撤退

19995月、テムズは問題を抱えたクランタン・ウォーターから最終的に撤退し、70%の持分を州政府に売却することを決定した。州政府は4回の協議をへて、テムズの持分を5,000万リンギット(1,100万ユーロ)で買い戻すことに合意した。

クランタン・ウォーターは、1995年にマレーシアでもっとも貧しいクランタン州の水道網の建設、運営を手がける25年間のコンセッション契約を獲得した。契約は州政府が承認したが、現在、州政府は、この契約は地元の王族に強制されたもので、政府は契約内容を詳細に検討する機会がなかったと主張している。

契約後、クランタン・ウォーターはすぐに問題を起こし、19976月から19995月まで、水道の利用申し込みをすべて却下した。そのため住宅建設事業の多くが行き詰まり、必要な適性証明書を得られなくなった。水道水が混濁して黄色くなることが多く、断水もたびたび起きた。地元の報道は、連邦政府にも責任があると批判した。全マレーシア・イスラム党(PAS)が掌握する州政府を揺さぶろうとした連邦政府が、民営化交渉が行われていた時点から、クランタン州政府への支払いを遅延させてきたというのだ。地元の消費者団体は、問題の一部は経験不足、一部は州政府の透明性の欠如にあると主張している。

「グローバル・ウォーター・リポート」は、「テムズ・ウォーターは自社の高度なリスク評価手法に誇りをもっている。同社の正式な評価手続きでは、政治的不安定性や政策変更がプロジェクトに伴なう主要リスクと指摘されており、また顧客=政府との関係も評価基準になるとされている。したがってマレーシアでもっとも貧しく、PASが支配しているクランタン州には、明らかな政治的リスクがあるにもかかわらず、契約を締結したのはおどろきである。PAS40年以上も同州の政権を握っている」と記している。

1999年:テムズがジョホールで契約獲得

19996月、SAJホールディングスがジョホール州の水道事業に対する30年間のコンセッション契約を獲得した後で、テムズが同社と合弁事業を立ち上げたとの報道がなされた。だがテムズは同年9月に、契約内容を技術的サービスに縮小した。

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